ポイント!
- YouTubeのチャンネル名を決めるとき5つのポイントを押さえておきましょう。
- ターゲットの視聴者が、検索するであろう言葉、分かりやすい言葉を使います。
- 他にもライバルと差別化を図るならば、オリジナルの言葉を考えましょう。
- どちらにもメリットとデメリットがあるので戦略によって使い分けてください。
どうもー!トールです(@tooru_medemi)
YouTubeを始めるとき、まず悩むのが「チャンネル名」じゃないでしょうか。
わたしもこれまでに、いくつもチャンネルを作ってきましたが、ほんとにもう失敗や成功を繰り返しでした。
わたしの「YouTube歴」2023.5 現在
- YouTube活動:約年
- 運営チャンネル総数:これまでに10以上
- 動画投稿本数:1,000本以上
- 愛用編集ソフト:Wondershare Filmora
- 愛用画像作成ツール:Canva Pro
いま運営しているチャンネルの名前についても「チャンネル名を何回も変更」しながら、現在使っているネーミングに落ち着きました。
そして、これまでの経験の中から「チャンネル名の決め方」で大切なポイントを以下の「5つ」にまとめたので、今回解説していきます。
- ターゲット
- 分かりやすい
- 差別化
- キーワードとの組み合わせ
- 口に出して言いやすい
チャンネル名が決まらないときは、この「5つのポイント」を意識しながら考えると、良いチャンネル名が浮かびます。
また、ネーミングが苦手なひとは、こちらの一冊も参考にしながら考えてみるのもありです。
ちなみに、一定期間さえおけばチャンネル名は「変更することができる」ので、あまり時間をかけずに決めたいところです。
この記事の最後には、チャンネル名を決断するときの「奥の手」を紹介していますので、チャンネル名に迷ったときは参考にしてください。
チャンネル名の決め方「5つのポイント」
それでは、YouTubeの「チャンネル名の決め方」について解説していきます。冒頭でもお伝えしたとおり、決め方のポイントは以下の5つ。
- ターゲットを決める
- 分かりやすくする
- 差別化をする
- キーワードと組み合わせる
- 口で言いやすい言葉にする
それでは「5つのポイント」について、ここから詳しく解説していきます。
視聴者のターゲットを決める(ポイント①)
まずチャンネル名を決める前に、このチャンネルは「どんな人たちをターゲットにするか」を決めておきましょう。これが決まらないと次に進めないので。
最初は大まかでいいので「どういう人たちに見てもらいたいのか」をイメージしてみてください。
もしターゲット決めが難しいときは、次のような観点からイメージしてみるのもあり。
- 性別
- 年齢
- 視聴する時間帯
- 視聴する場所
- 視聴する端末
- 視聴者のニーズ
- 地域
これらの項目を参考にしながら、まずは「ざっくり」とターゲットを決めていきましょう。このときのポイントは、最初から極端に「ターゲットを絞り過ぎない」ようにすること。
また、うまくターゲットがイメージできないときは『YouTubeで成功したい!コンセプトとターゲットの決め方』も参考にしてみてください。
そして「どんな人たちに見てもらいたいチャンネル」なのか。このイメージが出来上がってきたら具体的にチャンネル名を考えていきましょう。
ターゲットに分かりやすく(ポイント②)
ターゲットのイメージが固まってきたら、具体的にチャンネル名を考えていきましょう。このとき大切なことは「わかりやすさ」です。
この「わかりやすさ」というのは、YouTubeの視聴者全般というより「ターゲットと想定している視聴者」にとってのわかりやすさ。
なので、ターゲットにしている視聴者たちが、できるだけ「直感的に分かりやすい」言葉を使っていくのがポイントです。たとえば、以下の感じで。
もし、小学生などの子どもたちをターゲットにするなら、難しい漢字や言葉を使わないこと。
「小学生」がターゲットなら
- 漢字よりも「ひらがな」や「カタカナ」を使う
- 子供がイメージしやすい言葉を使う
- 分かりやすく簡単な言葉だけ使う(子ども目線で)
間違っても「夜露死苦」なんて言葉とか、絶対に使っちゃダメですからね。
もしも、女子高生や女子大生などをターゲットにしたいなら、かわいいネーミングは意識しておきたいところ。
「女子高生」がターゲットなら
- 響きが「かわいい」とか「おしゃれ」に感じる
- ネーミングが「おもしろい」と思われる
- 口に出しやすい(言いやすい)言葉
とくに、若い女性をターゲットにしたときは、口コミやSNSで「シェアされる」可能性も高くなるので、口に出して言いやすい名前にするといいです。
また、頭の中に刷り込むという観点からも「口に出しやすい」というのはキーポイント。
VTuberとしてチャンネルを作るなら
VTuberでありがちなパターンは「漢字の苗字」+「ひらがなかカタカナの名前」という組み合わせ。参考になるツイートがあったので、載せておきます。
みんながアゲてくれた『VTuberの名前っぽい言葉』 pic.twitter.com/VSHOcfSv70
— コロモー (@coromoo_JP) May 18, 2022
この「VTuberっぽい」という感覚が大事で、それさえ押さえておけば大丈夫。それよりも大事なのは、動画の内容ですから。
名前を決めたら、SNSやYouTubeなどで検索して「すでに使われていないか」確認しておきましょう。
企業やメーカーの宣伝用チャンネルなら
宣伝とかブランド認知のためにチャンネルを作るなら、必ず「企業名」や「メーカー名」は入れましょう。以下のように、SNSを含めて「名前を統一する」ことは重要なポイント。
- ブログ
- ホームページ
- YouTube
- SNS
- メルマガ
それぞれの媒体で名前を統一しておくことは、ターゲットに認知してもらうために必須です。
店舗などへの集客が目的なら
お店などへの「集客」を目的とするなら、もちろん「地域名」もチャンネル名に入れましょう。
- 地域名
- 店名
- 業種
これらの情報が「チャンネル名を見ただけで分かる」としたら、とても良いことです。また「同じ地域に住んでいる」っていう理由だけでも、動画を見てくれる可能性だってあります。
このように、お店へ集客したいときは「地域名」がすごく重要なので、忘れずにチャンネル名に入れるといいですよ。
- 動画を使って集客をしたい
- YouTubeでお店をアピールしたい
ということなら、こちらの『集客できる動画を作る4つのコツ!YouTubeを使って集客を加速させよう』も参考にして、動画を作ってみてください。
ライバルチャンネルと「差別化」する(ポイント③)
同じジャンル内でいくつもチャンネルがあるときは、いかに「差別化」をしていくかがポイント。これをしないと埋もれるだけなので。
たとえば、以下のようなネーミングはよく使われていて、芸能人や有名人でもない限り、差別化するのは難しいです。
- ○○TV
- △△チャンネル
なので、一番手っ取り早く差別化する方法は、世の中にはない「オリジナルの言葉」を作ってしまうこと。いわゆる「造語」を作ってチャンネル名に入れてしまえば、ライバルと一線を画すことができます。
いわゆる「造語」を使うメリット
造語というのは「自分が勝手に作った言葉」なので、世の中の誰もが使っていない言葉。もし誰かが使っている言葉だとしたら、それは造語ではありません(造語ができたら検索してみよう)。
この造語を使ったチャンネルには大きなメリットがあって、それは「自分だけのブランド」になること。たとえば以下のチャンネルはブランド化した代表例です。
- Hikakin TV
- はじめしゃちょー
- フィッシャーズ
- 水溜りボンド
こういった「オリジナルの言葉」っていうのは、視聴者に知られるまでに「時間がかかる」のが難点なんですけど、いったん名前が知れ渡ってくると、一気に認知されるようになっていきます。
- ●●チャンネルやってるあの人
- △△さんといえば、あのチャンネル
こうなってくると、チャンネルが独り歩きしてくれて、勝手に視聴者を連れてきてくれるんです。
このチャンネルのブランド化はとても大事なので、そのポイントを『YouTubeで人気になるには?チャンネルをブランド化させる4つのポイント【ブランディング構築】』で詳しく解説しました。よければ参考にしてください。
「キーワード」を含める(ポイント④)
結局、検索されるために「キーワード」を狙ったほうがいいのか、ブランド化のために「造語」を使うほうがいいのか、わたしも随分悩みました。
まさに、こういう葛藤がありました。
- 分かりやすい言葉を使うのか(検索されやすいけど「埋もれる」)
- 誰も知らない造語を作るのか(埋もれないけど「検索されない」)
そこで、それぞれの「メリット」と「デメリット」を、まず押さえておきましょう。
分かりやすいチャンネル名(検索されやすい)
- 検索されやすい言葉(キーワード)を使うので、ターゲットに発見されやすい
- 効率よくターゲットとなる視聴者層にアプローチできる
- 検索されやすい反面、ライバルも多い
- 検索上位に表示されるには、チャンネルや動画のパワー(実績)が必要となる
造語を使ったチャンネル名(検索されにくい)
- 全く使われていない造語なので、ライバルとの差別化がはっきりする
- 検索されたら、100%上位に表示される
- 検索されるキーワードではないので、ターゲットに検索される可能性は低い
- 認知されるまでは「検索以外の手段」で、露出を高める必要がある
どちらも「一長一短」という感じがするので、どっちを選べばいいのか、やっぱり悩みどころですよね・・・。
チャンネル名を決める「新戦略」
そこで、おすすめしたいチャンネル名の決め方が、この「造語(オリジナルの言葉)」と「キーワード」の組み合わせ!
いわゆる「チャンネル名のハイブリッド戦略」とでも呼びましょうか。
- あなたが作った言葉
- 狙いたいキーワード
これら2種類の言葉を、上手に組み合わせてみましょう。たとえば、以下はわたしのチャンネルの場合。
- 「目で見る」「メディアミックス」「研究所」という検索ワード
- 「メデミ研究所」という造語
- 「メデミ研究所【目で見るメディアミックスlab】」というチャンネル名
エステサロンとかなら、こんな感じもあり。
- 「店舗名+●●市で小顔になれるといえば」
- 「手技名+△△町からお届け!リラックス&ダイエット」
なんだか、チャンネル名というよりは「タイトル名に近いネーミング」になるので、あなたのチャンネルを一つのストーリーとしつつ題名をつける感覚で。
そうすることで、ブランド名もアピールしながら、検索される可能性を高めておくってことです。また、以下のような感じで「まったく繋がりのない言葉」を組み合わせて、強引に造語を作ってしまうのもあり。
- コアラ+マーチングバンド=コアラのマーチ
コアラのマーチは有名な例の1つですね。
そして、チャンネル名が決まったら、実際に検索して「同じ名前が使われてないか」を確認しておきましょう!
口に出して言いやすい言葉にする(ポイント⑤)
チャンネル名を決めるときに、とても重要なのが「口に出して言いやすい」かどうか。なぜかというと、動画の中で「チャンネル名を宣伝する」からです。
『どうも!●●チャンネルの△△です』みたいな感じで。
でも、チャンネル名が以下のような感じだと、やっぱり愛着もわかないし、視聴者にも覚えてもらえません。
- 噛みやすい言葉の並び
- 口に出すとなぜかダサい
- とてもじゃないが長すぎる
- 恥ずかしくて言えない言葉がある
逆に、次のようなチャンネルだとどうでしょうか。
- 短くて言いやすい
- 韻を踏んでいい感じ
- カワイイ、カッコいい
こういうチャンネルだと思わず口に出したり、誰かに口コミしやすかったり、頭に残りやすかったりと、色々とメリットがあります。
しかも、耳に残ったりとか、口に出したりすることって、記憶にとっても大切なポイントなんです。
- 口に出した人の「記憶」に残る
- 聞かされた人の「記憶」に残る
だから、こうやって「記憶」にさえ残しておけば、ふとしたタイミングで思い出したり、検索したりされる可能性も。
しかも「口に出して言ってみて」はじめて感じることもあるので、チャンネル名を決めるときは「声に出してみる」といいですよ。
YouTubeのチャンネル名を決めるとき、意識すべきこと
ここまで5つのポイントを解説してきましたが、チャンネル名を決めるとき意識してもらいことが「2つ」あります。
- キーワード(検索されやすい)
- オリジナルの言葉(検索されにくい)
インターネット上で使う言葉はこの2つに分けることができ、それぞれのメリットとデメリットを知っておくことが大切です。
「キーワード」のメリット&デメリット
- メリット:検索で発見されて、多くの人に知ってもらえる
- デメリット:ライバルも使うので、その他大勢になりやすい
「造語」のメリット&デメリット
- メリット:知名度が出てくると、強力なブランドになる
- デメリット:検索されるキーワードではないので、発見されにくい
チャンネルを作ったばかりのときは、検索から見つけてもらうことも重要な戦略。だからチャンネル名を決めるときも、しっかり意図をもってネーミングしましょう。
とはいえ恥ずかしながら、わたしもYouTubeを始めた頃は「チャンネル名の重要さ」にまったく気がついていませんでした。
しかも、チャンネルを作る流れの中で「テキトー」に決めてしまって後悔した経験があるので、できることなら「チャンネルを作る前」に決めておくといいですよ。
なぜ、チャンネル名をテキトーにすると後悔するのか?
チャンネル名を決めるとき、思いつきだけで決めてしまうと・・・、めちゃめちゃ後悔します(経験談)。
なぜなら、チャンネル名は「YouTubeのいろんな場所 」で表示されるから!
- 思いつきで決める
- 好きな名前にする
これをやってしまうと、あとで後悔することになります。チャンネル名を考えるときは、以下のようなことを振り返ってみましょう。
チャンネル名を考えるとき、ちょっと立ち止まろう
- 視聴者がイメージしやすいか?
- チャンネルのコンセプトが伝わるか?
- 記憶に残りやすいネーミングか?
- その分野で検索されるキーワードは?
- ライバルと差別化ができているか?
- 商品やサービスの内容が伝わるか?
- 著作権を侵害していないか?
- あなたが心から気に入っている名前か?
こういったこと考えながら、まずはざっくりと「チャンネルの名前を決めていく」といいです。しかも、YouTubeのチャンネル名は「一定期間を経過」したら、いつでも変更することができます。
チャンネル名の変更する方法は『YouTubeのチャンネル名変更は3分でできる!おすすめのネーミング方法も伝授します』で解説したので、操作方法が分からないときは参考にしてください。
いきなり1つのチャンネル名に決めてしまうより、いくつか候補を考えてから決めていくのがベスト。自分で決められないときは、他人に意見を聞いてみるのもありです。
第三者に意見を聞いてみる
チャンネル名の候補がいくつか思い浮かんだら、ぜひ第三者に聞いてみましょう。このときのポイントは「家族や友人には聞かない」ということ。
というのも、家族とか友だちのような近しい存在の人たちって、これまでの関係性の中でできあがったイメージを通して意見を言うから。
できれば、以下のような人たちに聞けるといいです。
- ターゲットに想定している人たち
- SNSなどのフォロワーさんたち
こういう人たちに意見を聞くのもありですし、ライブ配信とかを使ってリアルタイムで話をするのもありです。
また、ライブ配信をするなら「ライブ配信アプリ」を使うと便利ですし、ファンが増えればチャンネルの宣伝にもなるので、SNS感覚で始めておくといいかもしれません。
以下の4つのアプリは無料で使えるので、ダウンロードしておくといいかも。
初心者にも使いやすい「ライブ配信アプリ」
- ポコチャ|DeNAが運営。ライブ配信するだけで報酬がゲットできるアプリ
- HKUNA(ハクナ)|ライブ配信の種類が豊富で、音声配信やゲーム配信もできる
- ビゴライブ|ゲーム配信ができる数少ないアプリ。ライバルが少ないから狙い目
- 17LIVE|国内人気No.1アプリ。初心者用のイベントも豊富
ということで今回は、チャンネル名の決め方について解説してきました。ネーミングのコツをもっと知りたいときは、下記の書籍なども参考にしてみてください。
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