ポイント!
  • 複数の調査データによると「70%以上」の人が、1件以上のメルマガを受け取っています。
  • メルマガには「6つのメリット」があり、いまは個人でも配信しやすい環境です。
  • 動画やブログ、SNSを使って、メルマガのデメリットを相殺していきましょう。

トール

今回のテーマは『メルマガのメリットを活かす方法とデメリットを相殺する方法』について!

どうもー!トールです(@tooru_medemi

数年前から「メルマガはもう古いっ!」とか「メルマガは時代遅れだ!」なんて言ってる人たち、よく見かけるようになりました。

まあ、一見すると逆風に思われがちなときにメルマガを始めましたが、おかげさまで順調に成果を出せています。

わたしの「メルマガ歴」2022.7 現在
  • 登録者:約1,000人
  • 開封率:平均50〜60%
  • 運用歴:約4年(2018.2〜)

ちなみに、メルマガを始めてから実際に、こんなことが起こってます。

  • アフィリエイトの商品が売れる
  • 新商品やサービスを紹介したら売れる
  • 読者限定の有料コンサルに申し込みがある
  • ステップメールから自動的に商品が売れていく etc

こういった経験をしているから、メルマガはオワコンじゃないって言い切れるんですよね。実際のところ、20代でさえも「6割以上がメルマガを読んでいる」という調査データもあり(詳しくはのちほど)。

ということで今回は、メルマガの「6つのメリット」を紹介しつつ、デメリットの相殺方法についても解説していきます。

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メルマガに感じている6つのメリット

メルマガが「決してオワコンではない」という理由は、調査データからも明らか。Benchmark Japanの調査によると、20〜60代のうち「74.9%」の人が1通以上のメルマガを受け取っています。

なお、年代別におけるメルマガ受信率は、以下の通り。

年代メルマガ受信率
20代62.6%
30代70.3%
40代76.2%
50代82.6%
60代84.9%

メールマガジン購読状況調査 2021年度版

20代でさも「6割以上」がメルマガを読んでいて、メルマガはまだまだ重要な情報発信ツール。どこが「オワコンなの?」って感じですよね。

また、わたし自身メルマガを運用している中で、大きなメリットが6つあると感じています。以下のようなメリットを。

メルマガの「メリット」
  • コストが安い(コスパが良い)
  • こちらから情報を届けられる
  • 距離感を縮められる
  • 濃い情報を発信できる
  • 非常に効率が良い(一斉送信など)
  • 顧客リストが手に入る

それぞれのメリットについて、もう少し詳しくお伝えしていきます。

コストが安い(コスパが良い)

メルマガをやる上で必要不可欠なコストは「メルマガ配信スタンドの使用料」だけ。安いプランのものだと、月1,000円くらいで使えます。個人メルマガなら月3,000円くらいのプランであれば、不自由なくメルマガ運用OK。

しかもメルマガって、どれだけ読者が増えようが「メルマガを書く労力は変わらない」ので、読者が増えれば増えるほどコスパは良くなっていきます。読者1人に書くのも、読者1,000人に書くのも、作業する時間は一緒。

「メール1通で100万の売り上げ」というのは、その最たる例。まとめると以下の感じです。

  • 読者がいくら増えようが、メルマガを書く労力は変わらず
  • 費用は配信スタンドの使用料のみ(配信を自動化することも可

メルマガの読者が増えれば増えるほど、利益が大きくなっていきます。しかもコストや労力はずっと同じままで。だから「月額3,000円」ほどの費用で「売り上げ100万」となれば、その利益率は約100%という驚異的なものです。

これが、1つ目のメリット。

ちなみに、個人用にコストが抑えられたメルマガ配信スタンドを『メルマガ配信スタンドおすすめ7選+配信スタンドの選び方』でいくつか紹介しています。メルマガ配信スタンドにもそれぞれ特徴があるので、メルマガの目的に合わせて選びましょう。

こちらから情報を届けられる

ブログやホームページだけで情報発信をしていると、それを「読者に見つけてもらう」しかありません。見つけてもらわなければ、届けたい情報は永遠に届かないので。

言い方は悪いかもしれませんが、漁に例えるなら「あらかじめエサを仕込んでおいて、かかるのを待つ」ということ。そして、いくら良いエサを仕込んでおいても、かからなければ無意味に。

また、インターネット上に情報を仕込むには、以下の作業が必要です。

  • ブログやWebサイトを作る
  • ページに情報を書いて投稿する
  • キーワードなどSEOの施策をする

これだけの作業をしても、たとえ良い情報を発信しても、Google検索などで読者に見つけられなければ発信していないのと同じ。でもメルマガはちょっと違います。

ちなみに、メルマガは「PUSH型メディア」とも言われていて、つまり「こちらから読者に情報を届けられる」手段の1つ。だから、ブログやWebサイトにくらべると、効率よく情報を伝えることができます。

  • 届けたい情報を
  • 届けたいタイミングで
  • 届けたい人へ

つまり「主導権は発信者側にある」ので、情報の伝え方とか、利益の追求とか、メルマガ配信する人のさじ加減1つ。とてもコントロールしやすいのが特徴です。

これが、2つ目のメリット。

相手との心理的「距離感」を縮められる

PUSH型メディアだと言われると、なんだかメルマガって「一方通行」のようなイメージを持たれがち。だけど、じつは配信者と読者との心理的な距離感をグッと縮められるツールなんです。

というのも、この「メルマガに登録する→自分の手元に情報が届く」という流れは、不特定多数ではなく限られた人という気持ちになるので、ある種の特別感だとか、お得感を得られます。ちなみにブログやWebサイトは、不特定多数へ向けた発信。

さらに、メルマガを通して以下のような施策をすれば、どんどん理的距離感は縮まっていきます。

  • アンケートを取って要望に応える
  • メルマガ限定の割引情報
  • 新商品の先行販売(テスト販売)
  • 読者にプレゼントをする etc

こういった「プレミアム感」を持ってもらえることを続ければ、メルマガを使って利益を出しやすくなります。

というのも、商品やサービスを買ってもらうには「親近感」とか「信頼感」は大切なポイントで、読者との距離感というのは利益に直結するから。また「読者限定」とか「メルマガ限定」という情報なども、読者との距離感を縮める手段として使ってOK。

これが、3つ目のメリットです。

限られた人に限られた情報を届けられる

メルマガはある種「クローズドな媒体」ですから、オープンにできない情報を届けたり、人を選んで情報を送ったり、つまり限られた人に対して限られた情報を届けることができます。

だからこそ、メルマガって「好き勝手に書ける」ということ。たとえば以下の感じで。

  • SEOなど無視してOK
  • 教えたい人だけ選んでOK
  • ニッチで濃い内容でも全然OK etc

メルマガの読者っていうのは「あなたに興味をもって登録してくれた」人たちなので、オープンにしたくない濃い情報もどんどん発信してOK。もちろん、こういった特別感がある情報を発信していると、商品やサービスも売れやすくなります。

これが、4つ目のメリットです。

とても効率が良い(一斉送信・自動化など)

「驚くほど効率が良い!」

ある意味これは大きなメリットで、冒頭でお伝えした「メルマガ配信スタンド」というツールを使えば、最小の労力で最大の成果を得ることができます。

たとえば、以下のような機能を使えば、読者が10人だろうが、100人だろうが、10,000人だろうが、メルマガ配信する労力は変わりません。

  • 一斉に送信できる
  • 配信時間を予約できる
  • メルマガを自動化できる

たとえば、読者1,000人に対してメルマガを送りたいとき、あらかじめメルマガを書いて配信日時を設定しておけば、自動でメルマガが配信されていきます。あとは、メルマガに登録してもらったら、自動で返信メール送ることも可。

あらかじめ数通のメルマガを書いて設定しておけば、メルマガ登録直後から設定したスケジュールに合わせて自動的に配信することもOK。いわゆるステップメールと呼ばれるもの。

このように、メルマガ配信スタンドを使えば「かなり効率よく」メルマガ配信ができます。これが、5つ目のメリット。

「顧客リスト(登録者情報)」が手に入る

登録者の情報」いわゆる顧客リストが手元に残る。これはメルマガ最大のメリット。この登録者情報さえあれば、何度でも読者へアプローチできるからです。

たとえば、ブログやSNSだと下記のようなデメリットが(情報を届けるという意味で)。

  • ブログやWebサイト:Googleのさじ加減1つで露出度が変わる(検索順位の変動)
  • SNS:簡単にアカウントが停止になる。運営会社が潰れたら終わり

その点、メルマガだと登録者情報さえあれば、いつでもどこでも情報を発信することができます。リスクがほとんどない。これが、6つ目のメリットです。

なので、メルマガを始めたら「とにかく読者リストを増やす」ことに全力を傾けましょう。

メルマガのデメリットを相殺する方法

それでは、メルマガのデメリットについても触れておきます。一般的に言われるような以下のデメリットは、ほとんど相殺することが可能です。

メルマガの「デメリット」
  • 文章でしか伝えられない
  • メールを読む人が減ってきている
  • メルマガに登録してもらう必要がある
  • メルマガ自体は資産にならない(リストは資産)

    それぞれのデメリットに対して、その相殺方法をお伝えしていきます。

    YouTubeやSNSも活用する

    メルマガは基本的に「文字で情報を届ける」ツール。だから文章力があって損することはありません。

    とはいえ、文章力を高めていくには時間がかかりますし、文章では伝えきれないこともあります。とくに商品を紹介するときなど。

    だから、メルマガだけで全てを伝えようとせず、場面によっては以下のものを使うのもあり。

    • 写真や画像
    • イラスト
    • 動画(YouTube)
    • SNS(インスタなど)

    メルマガの中に写真や画像を貼り付けるのもOKだし、動画を使いたいならYouTubeのリンク貼ればOK。たくさん写真を見せたいなら、インスタをリンクするのもありです。

    文章だけでなく、画像や音声、動画などで理解しようとする人も多いので、時と場合に応じてYouTubeやSNSなども活用してきましょう。

    LINEやSNSも併用していく

    冒頭で紹介したデータのように、20代でも6割以上の人は何かしらのメルマガを受け取っています。ただメールボックスを定期的にチェックするかというと、そうでない人も多いのが実情。

    だから、メルマガを配信したと周知することも大切な戦略(たとえば以下のものを使って)。つまりメルマガを読んでもらうためです。

    • Twitter
    • Instagram
    • LINE

    こういったものを使って「メルマガを配信しました」とか「この続きはメルマガで詳しく」とか、メルマガを読んでもらうための投稿をしていくのもあり。

    とくに若い人たちほど、メールはチェックしないけど「SNS」や「LINE」は毎日チェックするという習慣があります。世代ごとの特徴を理解しつつ、積極的に活用してきましょう。

    メルマガの登録方法を簡素化する

    ネットユーザーはとくに「面倒なことを嫌う」人が多いです。メルマガでお得な情報を知れると分かっていても、面倒だから登録しないという人だっています。

    つまり「メルマガの登録をする」っているハードル、これは意外と高いんです。たとえば、こんな風に思ったことありませんか?

    • 新しくアドレス作るの面倒だなあ
    • 入力することが多くて面倒だなあ

    なにか1つでも手間だなあと思うことがあると、それだけで登録率は下がります。もちろん手間なことが増えれば増えるほど、どんどん登録率は下がっていくことに。

    これを解決するには登録する項目を減らすことがコツで、わたしの場合は「苗字」と「アドレス」だけで登録できるようにしています。

    質の良い登録者を増やしていく

    メルマガをやっていく上で大切なのは「登録者」を増やしていくこと。さらにいうなら、質の良い登録者をいかにして増やすか、これが最重要ポイントです。

    なぜかというと、配信するメルマガ自体は消耗品と同じなんですが、登録者というのはメルマガ運営側にとっては財産になるから。

    だからメルマガを読んでくれる、メルマガから商品を買ってくれる、こういったアクションを起こしてくれる読者はとても重要です(つまり質の良い読者)。こういった読者を集めるには、以下のことをすればOK。

    • メルマガ登録ページを用意(オプトインページ)
    • 日頃から情報発信をする(ブログやSNSなど)

    ちなみに、以下はわたしのメルマガ登録ページです(よければ参考に)。

    ↓↓↓

    もちろん、普段からの情報発信についても質を高めていけば、メルマガの価値も高くなってブランド力がつきます。これこそ相乗効果ですね。

    メルマガの必勝パターン

    ここまで紹介してきたように、メルマガのメリットを活かしつつ、さらにデメリットを相殺することは可能。そのポイントは「メディアミックス」です。

    つまり、メルマガだけでなく「他の媒体も組み合わせて」発信していくことも重要だということ。

    • ブログ
    • Webサイト
    • YouTube
    • SNS
    • LINE

    こういった色々な媒体とメルマガを組み合わせることで、メルマガ登録者を増やしたり、メルマガでの売り上げを増やしたり、効率よくメルマガで稼ぎましょう。

    メルマガ「勝ちパターン」
    • SNSやYouTubeからもメルマガ読者を集める
    • 文章だけでなく動画や画像も活用していく
    • メルマガ配信スタンドで効率化を図る
    • 購買意欲が高い読者を増やす

    メール以外のコミュニケーション手段は増えてきましたが、まだまだメルマガはオワコンではありません。それどころか、情報があふれてきたので「重要な情報はクローズドな場所で」という発信者も増えてきています。

    最近、メルマガは新しい段階に突入してきた感もするので、他の媒体とも組み合わせながらメルマガを活用していきましょう。

    ということで最後になりますが、これからメルマガを始める人は『メルマガの始め方と運用方法』も併せてご覧ください。法律関連、メルマガの書き方、登録者の集め方など、手順を踏まえつつ解説しています。