セルフブランディングで「痛いやつ」って思われたくない!自己プロデュースは3つの視点で

ポイント!
- 痛いセルフブランディングにならないよう「3つの側面」を理解してください。
- ブランディングには「時間的要素」を考えて活動することも大切です。
- セルフブランディングが強固になれば、マーケティングは必要ありません。
今回のテーマは『痛いセルフブランディングだと思われないブランド戦略』について!TOORU
どうもー!トールです(@tooru_medemi)
ときどきなんですが、SNSとかで「キラキラ女子会に参加してきた」とか「タワマンでパーティーした」とか、いまだにこんな投稿している人を見かけます。
そういった会に参加するのはいいんだけど、それをわざわざ投稿するってのは「セルフブランディング失格」だなって思うんですよね。
キラキラ女子会、起業家パーティー、SNSでそんな投稿を見かけると、この人「痛いなあ」って思えてしまう。その投稿で得をするのは、おそらく主催者だけ。自分が提供できる価値とか、信頼性を考えたら、さも怪しげな集まりを投稿した時点で、自分のブランドイメージ低下だからなあ
— とーる⚔ブロガー&YouTuber (@tooru_medemi) March 11, 2021
キラキラ女子会、起業家パーティー、SNSでそんな投稿を見かけると、この人「痛いなあ」って思えてしまう。その投稿で得をするのは、おそらく主催者だけ。自分が提供できる価値とか、信頼性を考えたら、さも怪しげな集まりを投稿した時点で、自分のブランドイメージ低下だからなあ
こういった「痛い」セルフブランディングをしないためにも、ブランド構築に必要な「3つの視点」を持っておくといいです。
それではまず、3つの視点の概要からお伝えしていきます。
セルフブランディングに必要な3つの視点
まずは、セルフブランディングをしていく前に、ブランディングに大切な「3つのポイント」を押さえておきましょう。
これを押さておかないと、SNSとかでもよく見かける「痛いヤツ」って思われてしまう、そんなセルフブランディングになっちゃうからです。
ブランド構築「3つのポイント」
- 機能的価値:商品やサービスの性能、機能
- 感情的価値:商品やサービスのことをどれだけ好きか
- 他者からの心象:販売者、商品、サービスのイメージ設定
ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、これら3つのポイントがうまく合わさることで、はじめてブランディングというものが生まれるんですよ。
さらに、上記3つのポイントを「セルフブランディングに置き換える」と、こんな感じになります。
- 他人よりも優れた部分
- 自分が好かれている度合い
- 周りからどうイメージされるか
この3つについて、もう少し具体的に掘り下げていきたいと思います。
機能的価値としての自分をアピール
まずは「自分が優れている点」いわゆる長所を、どんどんアピールしていくことが大切です。
いわゆる「専門分野に関する知識」だったり、あるいは「自分が得意なこと」だったり、周りの人たちにとって有益なことを発信していきましょう。
- ブログに関する知識
- YouTubeのノウハウ
- 料理のテクニック
たとえばこんな感じで、これから「自分がアピールしていきたい」ものを1つに絞って、ブログ、YouTube、SNSなどで情報発信してみてください。
そして、もっと大切なことは、これら知識とかノウハウ、テクニックなどを「日々アップデートしていく」ことです。
「機能的価値」の高め方
- 自分の得意なことを情報発信する
- インプットして知識を高めていく
- 実践しながらスキルや経験を得る
- さらに情報発信してアウトプット
基本的には、上記のような流れを繰り返しながら、いわゆる「機能的価値としての自分」を高めていくだけです。
さらに言うなら、周りの人たちの「予想を超えるもの」を発信できるようになったら、それだけで自分の価値とか存在感っていうのは勝手に高まっていきますよ。
だけど、この「機能的価値(どれだけ役に立つか)」だけを高めても、セルフブランディングをすることはできません。
感情的価値(情緒的価値)を高めていく
ブランディングをしていくには、もちろん機能的価値を高めることも必要なんですが、もっともっと大切なことが「自分を好きになってもらう」ことです。
いくら価値ある情報を発信していても、やっぱり「アイツはなんか好かん」と思われてしまったら、ブランディングの足を引っ張ってしまいます(いわゆる好感度が低い)。
- アイドル
- タレント
- YouTuber
ちなみに、こういう職業のひとたちって「感情的価値の高め方」がめちゃくちゃ上手いです(人からの好かれ方が上手)。
でも「人に好かれる」って言われると、なんだか難しく感じちゃいますよね。
そんなときは、まず「知的正直さ」というものを大切にしながら発信していけば、少しずつ周りから信用してもらえるようになっていくので、やがてそれが「好かれる」とか「惹かれる」につながっていきます。
知的正直というのは簡単に言えば、わからないのにわかったふりをしない、ということにつきるのである。
『知的生活の方法』より引用
「知的正直さ」とは
- 自分を誤魔化すのではなく、自分が知識を持たない、即ち知らないということを認める正直さ
- わかったふりをすると進歩が止まる
- 渡辺昇一名誉教授「知的生活の方法」で触れられている
つまり、知的正直さを持っていれば「知ったかぶりをしなくなる」とか「素直にわからないと言える」とか「もっと知ろうと努力する」など、周りから信用される行動を取れるようになっていきます。
人から好かれたいと思う前に、自分に対して正直になれるといいですよね!
どういうイメージで売り出していくか
セルフブランディングにも、いわゆる「イメージ」というものも大切で、たとえばこんな感じです。
- 知的で誠実さが溢れている
- 明るく楽しくて親しみやすい
- 真面目でとても落ち着いている
つまり、周りから「どう見られたいか」をしっかり決めておくと良くて、いわゆる「キャラクター」とか「世界観」とか「人柄」といったものを意識してください。
こういうことって、常日頃から意識して情報発信をすることが大切で、イメージというのは「時間をかけて定着」させていくものだからです。
- SNS
- ブログ
- YouTube
これら「インターネットを使った情報発信」というのは、ブランディングには欠かせないスキルでもあり、効率よくお金を生み出してくれるツールでもあります。
しかも、ブログとかYouTubeを使えば「誰でも」セルフブランディングができちゃうので、よければ以下の記事を参考にしながら始めてみてください。
ちなみに、ブランディングをしていく上で「時間的要素」は切っても切れないポイントなので、その点についてもお伝えしたいと思います。
セルフブランディング戦略には「時間的要素」を考えておく
ここまで、セルフブランディングをしてくために必要な3つのポイントをお伝えしてきましたが、ここからは「時間的な側面」についても触れていきたいと思います。
ブランディングには「時間的要素」が大きく関わってくるので、ぜひ以下の視点も持っておいてください。
- 長期的視点
- 短期的視点
この2つの視点には、それぞれメリットとデメリットがあります。
時間的要素 | 方法 | メリット | デメリット |
長期的視点 | 自分(数年~数十年単位) | 強固なブランディング | 途中であきらめてしまう |
短期的視点 | 他者の紹介 | 即効でブランディング | 実力がないと逆にマイナス |
※タップして横スクロールで全部見れます
結局のところ、長期的視点と短期的視点を「併せ持った」ような戦略を考えておくことが大切で、いずれ他者から紹介されるよう「まずは自分でコツコツブランディングしていく」のがベストです。
ブランディングしていくことのメリット
それでは最後に、セルフブランディングで得られるメリットについて、ザッとお伝えしていきます。
まず、ブランディングをすることで得られる「ブランドの恩恵」は、以下のようなことです。
ブランディングによる「恩恵」
- ライバルと比較がされなくなる
- 商品やサービスが簡単に売れる
- 自分のビジネスが安定してくる
- 「真のファン」ができる(逆風のときに応援してくれる)
- 「自ら決断する」という顧客のストレスを軽減させられる(助言を頼りにされる)
こういったメリットがある反面、逆に気をつけておくべきこともあって、それを無視すると「ブランドの崩壊」につながってしまいます。
ブランディングが「崩壊」するとき
- 「悪い意味」で期待を裏切ったとき
- 自分自身が進化・成長して、次のステージへ昇ったとき
当然ですが「悪い意味」で期待を裏切ってしまったり、期待を裏切り続けてしまうと、ブランディングは崩壊していって再起は難しくなってしまいます。
逆に、活躍するステージが変わったときもブランドが崩壊するので、再び「新しいブランド戦略」を立て直さなければなりません。
- アイドルを卒業して女優に転身
- フリーランスから株式会社を設立
- ラーメン屋をたたんでカフェを開店
これらは一例ですが、もちろん「新しいステージに合わせた」セルフブランディングをしていく必要があります。
そして、ブランディングが強固になればなるほど「売り込み」をしたり「マーケティング」をする必要もなくなって、勝手に売れていく「無敵モード」に突入するんです!
といことで最後になりますが、しっかりとした「セルフブランディング」ができれば、後々になってかなり楽になりますから、まずはコツコツ頑張っていきましょう。